平成２５年ファンファン会夏期合宿報告　

今年の夏の暑さは格別のものがありました。
そんな中、恒例の夏期合宿が８月２６日から２７日にかけて熱海ニューフジヤホテルにおいて行なわれました。

参加はフアンフアン会メンバーが１４名、それに指導碁の馬亜蘭先生で総勢１５名でした。
合宿と銘打っている以上、どうしても棋力の向上が主な目的になります。

そこで今年も盛り沢山のスケジュールが組まれました。

先ずはメンバー同士の対局。二つのグループに分かれてのリーグ戦です。
優勝をめざして日頃鍛えた腕を競い、熱い戦いが展開されました。成績は別表のとおりの結果となりました。
優勝、準優勝、三位の方々にささやかな賞品が贈られました。

そしてリーグ戦と並行して行なわれたのが馬亜蘭先生による指導碁です。
普段はなかなか指導を受ける機会の少ないプロ棋士との対局、メンバーは全力で戦いました。
しかし戦績は我が方の１勝１３敗。
プロの強さと厳しさをあらためて思い知らされた結果でしたが、
同時に今回の指導碁でも各人がさまざまなことを学び、感じ取ったのではないでしょうか。
今年は馬先生一人にたいして１４名全員が相手でしたので、
五面打ちで３回転という先生にはハードな指導碁となりましたが一生懸命打っていただきました。

三つ目の企画は大盤による棋譜解説です。夕食後、秋谷―藤井戦を馬先生に解説していただきました。
序盤から中盤にかけての局面の焦点、強弱判断、作戦の立て方、着手の方向など分かりやすく説明してくれました。
そのうえ棋譜がメンバー同士の碁なので親しみやすく好評でした。
また、２日目の朝食のあと岩月さんによる大盤解説が行なわれました。
ネット碁石音での佐波―梅田戦です。局面の見方と戦い方を中心にとてもわかりやすい解説だったことに加え、
やはり仲間の碁という身近さもあって勉強になったと思います。
そのうえ両解説とも対局者本人の意見を聞くことができたので一層興味深いものとなりました。

主な企画は以上のとおりですが、初日の夜遅くまで、
そして２日目の解散後の対局などリーグ戦以外の自由対局も数多く見られました。
１４名というやや少ないメンバーでしたが、
棋力研鑽とともに相互親睦の意味でも実のある合宿になったのではないでしょうか。

参加していただきました皆様には厚くお礼を申し上げます。

　　　　　　　　そして合宿運営のためにさまざまなご支援をくださった世話人の皆様どうもありがとうございました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

合宿担当　　九鬼一起